【たなはし歯科・矯正歯科医院】岐阜市|矯正治療のQ&A

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〒502-0082 岐阜県岐阜市長良東1丁目28

矯正治療のQ&A

よくいただくご質問にお答えします

Q
何歳くらいで相談したらよいのでしょうか?

A.
不正咬合に気づいたら、すぐに相談しましょう。
適切な治療開始時期は、症状により異なります。
早すぎる場合は、定期的に観察を行い適切な時期を待てば良いので、早すぎて困ることはありません。
逆に遅すぎた場合は、治療が困難になることもあるので、早めにご相談ください。

Q
大人になってからも矯正できますか?

A.
もちろん大人でも矯正はできます。
最近は日本でも、大人で矯正する人が増えています。
年齢に上限はありませんが、成長期にある子どもは成長・発育を利用しながら治療を進められるので、条件がより有利になります。

Q
費用はどれくらいかかりますか?

A.
矯正治療は原則として保険がきかず、特殊な治療※を除いて、自費負担になります。
支払い方法にもいろいろありますから相談してください。

※特殊な治療の例
外科矯正手術を併用する顎変形症の歯列矯正治療等に健康保険が適用されます。
また、口唇裂・口蓋裂などの先天性の疾患の場合も健康保険が適用されます。

Q
矯正治療にはどのくらいの通院が必要ですか?

A.
【通院の頻度】
治療開始までに、検査、診断などで3~4回。口の中に装置が入った場合、だいたい月に1回程度です。
予約日を守ることは、早く治ることにつながります。決められた通院日には、忘れずに来院しましょう。

【通院の期間】
通院の期間は症例によって様々です。永久歯列期の場合、歯を動かす期間が1~3年程です。
その後に保定と言って歯並びが後もどりしないように止めておく期間が2~3年必要です。
(この時期の通院は3~6ヶ月に1回程度です。)

成長期のお子様の場合は、成長の適正化をはかる治療や、成長の終了を待つ期間が必要なため、より長くなりますが、通院頻度は3~6ヶ月に1回程度の期間が多くありますので、あまり負担にならないと思います。

Q
歯ならびを治すために、歯を抜くことがありますか?

A.
きれいな歯ならびにするために、特にでこぼこがひどい場合は、歯を抜くこともあります。
抜いた所の隙間が残ることはありません。
歯とあごの大きさの不調和が著しい場合は、抜歯が必要となりますが、乳歯から永久歯に代わる頃やあごの成長が旺盛な時期に治療を開始すれば、歯を抜かずに治療する可能性も高くなります。

Q
口の中に装置を入れると、痛くありませんか?

A.
初めて装置をつけたときは、3~4日、歯が浮いたような痛みがありますが、1週間程度で慣れます。

Q
食事や歯みがきは、普通と同じでよいのでしょうか?

A.
矯正装置によっても多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題はありません。
装置をつけているので、歯みがきには、工夫がいります。
みがき方の指導をしますので、虫歯になってしまわないように一緒に頑張りましょう!

Q
矯正治療中、むし歯ができたらどうなりますか?

A.
むし歯ができてしまうと、治療途中でも装置をはずしてむし歯の治療をしなければいけません。
そうすると治療期間が長引いてしまいます。
ですからむし歯にならないように、教わった方法で正しくていねいにみがきましょう。

Q
矯正治療が成功するポイントは、どこにありますか?

A.
矯正治療は長い治療期間を必要とします。
患者様と矯正医が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中であきらめないようがんばることが必要です。

Q
歯はどんな仕組みで動きますか?

A.
歯に力(これを矯正力と言います)を加えると、歯根と歯をささえている骨との間にある歯根膜という組織の中に骨を吸収する細胞や骨を作る細胞が出てきます。これらの細胞により骨の吸収や造形という現象が起き、骨が動く事になります。
矯正医は常に適切な力が加わるように、装置やワイヤーを調節していきます。

矯正治療のリスクと
副作用について

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日本矯正歯科学会では
《矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について》
を以下のようにまとめています。

  • 1 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
  • 2 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 3 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 4 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。 また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 5 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。
  • 6 ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 
  • 7 ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。 
  • 8 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 9 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。 
  • 10 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 11 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  • 12 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 13 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。
  • 14 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 15 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  • 16 あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 17 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 18 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。